パピヨンの性格はとても明るく元気で、大変な甘え上手です。
無駄吠えはあまりなく室内飼いに適しているといえるでしょう。
好奇心や知識欲も高いので、人間のする事や言葉をよく観察し、
大半の意味は理解しているパピヨンが多いようです。
人間に話しかけられると首をかしげるポーズをする事が多く、
まるで言葉の意味を考えているようにも見えたりします。
また記憶力にも優れているので、嬉しかった事や楽しかった事、
怖かった事や痛かった事などを驚くほどよく覚えていたりします。
パピヨンのかしこさには定評があり、全犬種の賢さを調べたある試験では、
300種類以上いた中でも8位を獲得しているほどです。
ただし、賢いと同時に自己主張も強いので、甘やかすばかりの飼い方をしてしまうと、
言う事を聞かない状態が当り前になってしまいます。
また、中にはシャイで臆病な気質のパピヨンもいるようですがとても社交的です。
自分よりも数倍大きな犬にも怖がらずに近づいていきます。
そんな性格のせいか、留守番など自分しかいない状況はあまり好きではないようです。
どこにでも一緒について行きたいような寂しがりやの一面も見せます。
飼い主様が上手にしつけていく事で、そのかしこさを良い方向へ向けていけます。
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
トイプードル
チワワ
ダックスフンド
パピヨンはその優雅な姿だけでなく大変賢く動きも活発なので、
アジリティやドックショーでも活躍しています。
アジリティとは飼い主様と愛犬で行なう障害物競技です。
各地で競技大会があり小さな大会から、世界大会まで開催されています。
元々はイギリスで馬術競技からヒントを得て始まったものですが、
日本ではJKC(ジャパンケネルクラブ)でも
1994年に公式に競技として行なわれる事になりました。
障害物を次々と越えて行くには高い知能と、俊敏な運動神経が必要とされますが、
パピヨンはその素質も十分にあります。
好奇心も旺盛なので、楽しみながら取り組んでいきます。
色々な障害物を協力しながら進んでいくので、
信頼関係を築いていく大切なきっかけとなる事も多いようです。
何より練習の時から愛犬との一体感を感じられるので、
大会に出場する事が目的ではなくても、
飼い主様と愛犬の共通の趣味としても人気が高いようです。
またドックショーでもパピヨンの優雅な姿には定評があります。
パピヨンの最大の特徴である立ち耳から長く伸びた毛や、
ラウンド中は動きとともに流れるような美しいコート、
リスのような尻尾をぴょこぴょこと振る仕草など、
優雅さと可愛らしさが発揮されます。
ドックショーに出場するのにも様々な訓練が必要になりますが、
パピヨンは教えたことはどんどん覚えていってくれます。
ポメラニアン
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨンの歴史は古く、歴史上の様々なシーンにも登場しています。
原産地は色々な説があり、
フランスやスペイン、イタリア、ベルギーなどの説が有名かもしれません。
当時はまだパピヨンという名称はなく、
エパニエル・ナン、コンティネンタル・トイ・スパニエル、ドワーフ・スパニエル、
ベルギー・トイ・スパニエル、ヨーロピアン・トイ・スパニエル
などと呼ばれていました。
またふさふさとした尾がリスの尾と同じようにくるんと丸くなっている点から、
スクウィール(リス)・スパニエルと呼ばれる事もあったようです。
そして当時は垂れ耳のファレーヌがほとんどで、
立ち耳のパピヨンは突然変異で生れた少数しかいませんでした。
歴史の中ではマリーアントワネットをはじめ、
海外の宮廷で愛玩犬として繁栄しました。
現在残っている絵画にもたくさんのパピヨンが描かれていますが、
古い絵画ほど垂れ耳のファレーヌが多いようです。
ところがフランス革命の後、ファレーヌは虐殺の対象となってしまい、
どんどん頭数が減っていきました。
その後、スピッツやチワワなど他犬種との交配の末、
現在の立ち耳のパピヨンが誕生し、パピヨンという名前もついたようです。
毛色も現在はパーティーカラーですが、
足と胸だけが白くなるソリッドカラーのパピヨンが流行した事もありました。
日本では1970年代後半から頭数が増え始め、パピヨンクラブが設立されています。
マルチーズ
シーズー
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
パピヨンの種類はほぼ2つに分ける事ができます。
立ち耳のパピヨンと垂れ耳のファレーヌです。
パピヨンとはフランス語の蝶を意味する言葉で、
ファレーヌは同じくフランス語の蛾を意味します。
どちらも成犬になっていくに従い、耳から長い毛が優雅に垂れるようになりますが、
その姿が蝶や蛾が羽根を広げた様子に似ていることからとった名前です。
ファレーヌの呼び方にはいくつかあり、
ファーレンやファレーン、ファーレーンであったりしますが、
JKC(ジャパンケネルクラブ)ではファレーヌと定義しています。
現在はパピヨンと言えば立ち耳の種類しか思い浮かばない人も多いくらい、
立ち耳が主流となっているようです。
また、コートと呼ばれる体毛の生え方でも
パピヨンの種類は2つに分ける事ができます。
ほとんどのパピヨンはシングルコートで、
寒い地域にいるパピヨンはダブルコートもいます。
一般的に犬の体毛にはアンダーコートという毛があり、
真綿のようなフワフワした柔らかい毛です。
寒さや水などから体を守るために、地肌から短めの長さでびっしりとついています。
このアンダーコートと表面の毛の両方を持つ犬種をダブルコート、
アンダーコートのない犬種をシングルコートといいます。
パピヨンは古くから室内で飼われていたため、
抜け毛も多く手入れが大変なアンダーコートは不必要となり、
シングルコートのみのパピヨンの種類が生み出されました。
ビーグル
キャバリア
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー
ボーダーコリー